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Yasuhiro Koma

石川遼


プロ入り前の経歴

1991年生まれの石川遼選手は、埼玉県出身。

6歳のときに、お父さんにゴルフ練習場に連れて行ってもらってから、ゴルフに夢中になります。

小・中学校にはゴルフ部がないため、自宅から30分もかけてゴルフ練習場に通って、練習をしていました。なお、小学校時代はサッカークラブ、中学校では陸上部に所属していました。高校は、杉並学院高等学校です。

その頃から活躍はしており、全国中学校選手権大会に優勝するなど、全国レベルの選手でした。

2007年高校生の石川選手が、アマチュア枠で「マンシングウェアオープンKSBカップ」に初出場。そして、史上最年少で優勝するのです。アマチュアでの優勝は史上二人目。そして、この優勝はギネス・ワールド・レコーズに認定されました。

なお、この年に「日本ジュニアゴルフ選手権」に参加し、15歳から17歳の部に参加、大会史上最年少、大会レコードのスコアで優勝しています。

この年は、プロツアー8戦参加して、5試合の予選通過、4試合でローアマチュアを獲得する活躍を見せました。

この頃の愛称は、覚えてる方も多いと思いますが「ハニカミ王子」でした。このころの人気は特に凄まじく、石川選手を見るために、ツアー会場にギャラリーが殺到、臨時ダイヤを増発、けが人もでるほどでした。さらに、このハニカミ王子という言葉は流行語大賞にも選ばれています。



プロ入り後の経歴

2008年にプロ転向を宣言します。これは史上最年少のツアープロで、史上最年少のシード選手になったのです。

この年には17歳にして賞金獲得は1億円を超えて、史上最年少の賞金シードとなりました。活躍が評価され、日本プロスポーツ大賞を受賞します。さらに、翌年18歳のときには年間賞金が約1億8千万となり、史上最年少賞金王に。また、2年連続で、日本プロスポーツ大賞に選ばれました。

さらに活躍は続き、2010年の「中日クラウンズ」でスコア58という世界最少ストロークをたたき出します。これもギネスに認定されましたので、石川選手は2つのギネスをもつゴルフプレヤーとなったのです。

この間のツアー優勝は、2008年に1度、2009年に3度、2010年に3度、2012年に1度です。

2013年から戦いの場をアメリカへ移します。しかし、2位は2度ありましたが、優勝には至りませんでした。2位という成績も非常にすごいのですが、本人もそしてファンも満足はしなかったことでしょう。さらに、腰を悪化してしまい、停滞といえる状況になってしまいました。

とはえい、優勝は2014年に1度、2015年に2度、2016年に1度しており、波のプレーヤーではない活躍はしているのですが。

2017年には主戦場を国内に戻します。2019年の「日本プロ」で優勝。翌週の「セガサミーカップ」でも自身初の2試合連続の優勝を果たしまし。その年には、日本シリーズでも優勝し、生涯獲得賞金10億円を突破。大活躍の年でした。

人気実力をもつ石川選手は、プレーだけでなく、日本男子ゴルフ界を盛り上げるために選手会長を務めます。2018年から2年間就任しており、これも史上最年少の会長でした。その間、選手のサイングッズ発売、インスタなどの情報発信などをすすめ、男子ゴルフの人気復活のために貢献しました。

2022年に「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝、通算18勝を達成。10代、20代、30代で同一大会を優勝する快挙を達成するのでした。

所属はCASIO。ANA、アサヒビール、新学社など大手企業が多数スポンサー契約をしています。

現在はキャラウェイと契約し、クラブ・ボールを使用しています。




特徴

石川選手の特徴は、爆発力と言われています。積極果敢な攻めで、ピンを狙っていきます。ギネス認定ともなったスコア58がその象徴といえます。また、同い年の松山英樹と比較されることがあります。松山選手は崩れないことが特徴と言われていますが、石川選手は爆発力。ですので、石川選手はスコアが良いときはよいのですが、悪い時には崩れやすく、予選落ちも多いと言われています。

石川選手は、身長175cmとスポーツ選手としては決して大きくありません。しかし、もともと肩関節が柔らくスイングが優れていると定評がありました。そこに、最近のトレーニングにより大幅に筋力が鍛えられてきました。そのため、体の軸がぶれずに、左右の体重移動はきちんとされた上で、ハンドファーストで飛ばすことができるようになってきています。

この傾向はPGAツアーの流れにそったもので、正確なショットに加え、より飛距離アップするためのものです。とはいえ、相当な努力がなされたことは言うまでもありません。スイング改造に3年もかかったと言われています。

新しいスイングから生まれる飛距離と爆発力に加え、ベテランになり経験知も加わった石川選手の活躍は、これからも目が離せません。


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